1.心をこめて読む

 
どんなに上手に読むより、
演劇をするようにドラマチックに読むより


 「この本が好き!子供に読んであげたい!」

と言う思いを、大切にしましょう。


 2.絵本は見やすいように開く

 読み手は絵本を読んでいるとつい自分の方に傾いたり

 だんだん開き方がせまくなったりしてしまいがちです。

 こどもが見やすいように

ということに気をつけながら読んで下さい。


 新しい本の場合は

あらかじめ開き癖をつけておくと開きやすいです。

読み手のお友だち同士でどうやったら見やすいか

アドバイスしあうといいですね。

(読み方の実践は次のページでします。)


3.おはなしやこどもの様子に
あわせて読む


 読み方やページのめくりかたは、

おはなしの内容やこどもの様子に

合わせて工夫しましょう。

 文字がない場面も絵をゆっくりみせたり

 緊迫した場面ではサッとめくったり。

おはなし会の前に、読み手がよく練習して

その本にあった読み方を工夫しましょう。


4.絵本を、しつけや勉強の道具に
使わないでね


 絵本を読み終えて・・・

「だから、○○してはいけませんよ。」


 おはなしの途中で・・・

「これは何かな?いくついるかな?いってごらん。」

などと、教訓や、質問を押し付けると

心から絵本が楽しめません。


 まず、いっしょに楽しむこと。

読んだ後の感想を聞くと

せっかくの余韻を楽しめなくなってしまいます。

でも、子どもが何か言ってきたら

いっぱい聴いてあげてね。


5.実際の体験と、絵本の世界を
行ったり来たりしましょう

 実生活の体験があってこそ

絵本の世界で楽しめます。


 毎日の色々な人との会話

自然や、生き物とのかかわり、


嬉しいこと、悲しいこと

褒められたり、怒られたり

 失敗も、成功も、ケンカも、仲良しも

イッパイ体験しよう!


★ ポイントは・・・

自分がいいなと思った本を

どうすれば子どもに届けられるか

 ということを常に心にとめて、考えてみましょう。

そして、絵本を読む仲間や、お友だちと

アドバイスしあいながら工夫することが

大切ではないでしょうか。

次は、絵本の持ち方です。

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