C 絵本の読み方(実践編)
 絵本を読む前の注意と
  絵本の持ち方、めくりかたの、実践ををします。 


1.おはなし会を始める前に・・・

おはなし会を始める前にチェックしましょう。

部屋には、子どもたちの気が散るような物がありませんか?

窓が空いていて、外が気になるようなことはないですか?

荷物や、道具、机やイスなど、小さな人たちが、遊びたくなるような物が、ありませんか?

遅れて来られた時の、心積もりは出来ていますか?

携帯電話でおはなし会がさえぎられないようにね。

お部屋の空調は、調度いいですか?


2.絵本を読み始める前に・・・

子どもたち、大人たちも、絵本の見えるところに坐っていますか?

読み手や、お世話する人は・・・

「ココが良く見えますよ。」 「さぁ、どうぞ、この辺に坐ってね。」

読み手を囲んで、扇状になるような感じに、誘導してあげてくださいね。

青い
の位置だと、絵本が見えにくいですよ。



読み手の近くに、ドアがあったり、光が差し込む窓がないようにしてね。

そして、なるべくおはなし会の途中では、出入りはしないように考えるといいですよ。



3.絵本の持ち方とめくりかたの実践



持ち方

上の絵のように、絵本をしっかりと、ぐらつかないように持ってください。

慣れないうちは、字を読むことに一生懸命になって

絵本が、読み手の方に、ななめに傾いたり

天井に向けて、反らしてしまったりすることがあります。

絵本は、下の絵のように
子どもの目線に直角になるように持つと

子どもにとっても見やすいと思います。

実際に、子どもの目線に座ってみて、絵本を見て確認することもいいですね。

部屋の照明が反射して、見えにくい角度もチェックしてね。



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めくり方

本を持つ場所は、体の右?左?

どちらでも、持ちやすい方でいいですよ。と言いたい所なんですが

横書きのテキストの絵本は、体の右に、右手で持って・・・左手でめくる。

縦書きのテキストの絵本は、体の左に、左手で持って・・・右手でめくる。

そうすると、めくる時、手が絵本を横切らずに、手で絵を隠さないでめくれます。

また、次にめくるページも、必ず自分の体のそばにあって

手元を見ながら、めくる準備がしやすいのでは、ないでしょうか。


また、絵本のテキストを、暗記している場合や

赤ちゃん絵本など、ハイハイしている子にむけて読む時などは

この形で持たなくてもいいと思います。

とにかく、子どもが、見やすいように、いろいろと考えて見てくださいね。

次は、おはなし会の時の“心がけ”についてです。


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